「ビジネスデベロップメント」という言葉があります。略して「BizDev(ビズデブ)」。文字通り「事業開発」です。今回はこの「BizDev事業開発」について考察できればと考えています。「BizDev」の定義は他の文献にお任せするとして、私自身、1BizDevとして考えていること、よく聞かれることをシェアしたいと思います。
「BizDev」って何?という仕事を説明する上で、「指示はされない」「全般的に見る」というのが基本スタンスであろうということをまず押さえたいと思います。
つまり既定の業務のオペレーションを担うのではなく、事業そのものを作り出していく存在であり、指示もない、課題も何かわからない、未知のものと対峙する必要があるということです。お題すらも自ら問いを立て、推進のベクトルと定義します。このスタンス「仕事を切り出した部分的な業務委託」とは相性が悪い。ここがまず一つ目のポイント。
ではこの仕事をするにはそれなりのスキルが必要ではないか?という問いが出ると思いますが、その通り、それなりに必要だと思います。先ほどの部分的な業務委託ではないという裏返しで、そのBizDevのキャリアは逆説的に多様であり重層的であると思います。
キャリアのスタートとしては営業系、マーケ系、PM系、開発系、財務系、バックオフィス系複数あり、それぞれの経験に裏打ちされたコアな強み分野が存在するのだと思います。まずここで現場経験からマネジメント経験を積んでいること。できれば役員クラスの経験。そしてもう一つのポイントが0→1をやったことがあるか。会社の中でも外でも大きくても小さくても0→1の挑戦経験があるかないかが重要かと思います。
なので類型として「スペシャリティ」と「マネジメント」と「0→1」というセットがバックグラウンドとして捉えられるのではないかと。その分「BizDevとは?」というのがとらえどころがない所以なのかもしれません。そしておそらくその流儀や方法論は個別性があり、組織化しづらい気もします。
その「BizDev」の社会にとってのインパクトについてですが、「地方」「既成業界」において良い作用をもたらすと考えます。東京でBizDev経験を積んだプレイヤーが地方の次世代事業を作りたいが人的リソースがないという企業とのマッチングや、医療業界などの構造的課題を山積する分野をテクノロジーの解像度が高いBizDevが医療従事者とともに改革をするというような視点は大いにあると思っています。
皆様の業界ではBizDevニーズいかがでしょうか?
ではどうやってBizDevと出会えばいいのか、相性を見極めればいいのかが次の論点になるかと思いますが、難しいです。期待値が高い領域であるのでBizDevパートナー選びは慎重になりますが、本当にぴったりさんがいるのか。ここはもうある程度一緒に過ごしてみてというのが一番の正解な気もしますが、一つ面白いサービスがあるのでご紹介します。
厳選されたBizDev(事業開発)人材を、月額5万円からレンタルできる「talental(タレンタル)」
こういうプロフェッショナル人材をまずはレンタルというのは流動性を高めるのとマッチングの精度を高める上で面白いサービスだと思います。
おそらく今後はBizDevの組織化がポイントになってくるのではないかと考えます。当然一人で推進するには限界があり、同等の熱量とパッションで切り開くメンバーの獲得、もしくは社内からの引き上げ。そういう循環がBizDevにも求められてくるであろうと思います。
そしてもちろん我がPageTurnも「BizDev×大規模なオペレーションの業務改革」を提供しており、「良い仕事をする人を増やす」という軸での提案は究極のBizDevなのではないかと自負しております!
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